2021年4月28日水曜日

~1日1種紹介~ シャープゲンゴロウモドキ

 ※写真は撮れ次第アップします。

①名称

シャープゲンゴロウモドキ Dytiscus sharpi

コウチュウ目ゲンゴロウ科ゲンゴロウモドキ属

生息地域(私が確認した地域は地図で塗っています)

本州(関東地方、北陸~中国地方)

中国






生息環境

水田、池沼、水たまり

環境省のレッドリスト

絶滅危惧ⅠA類、国内希少野生動植物種

⑤個人的なレア度(Max6)

☆☆☆☆☆

⑥個人的な感想その他情報

本日よりゲンゴロウモドキ属シリーズです。

過去にゲンゴロウモドキについては紹介しています。

国内のゲンゴロゲンゴロウモドキ属は3種類確認されています(太平洋側の個体群をコゲンゴロウモドキとして区別する説もある)。

今回はその3種の中でも種の保存法に指定され、特に珍しく有名なシャープゲンゴロウモドキについて紹介します。

ゲンゴロウモドキとの違いは本種の方がやや小型であることと、ゲンゴロウモドキは前胸背の周り1周が黄色く縁どられるのに対して本種は側縁のみ縁どられることなどから区別できるでしょうか?

多くの研究者が本種を対象に生活史や保全活動の研究を行っています。

本種が生息する場所に開発などの話がある際には代替生息地を近くに作成するといった保全活動はよく聞きます。

局地的な個体群で近親交配による遺伝子劣化が起きているといった話もあり、個体数維持は大変な労力を要しているようです。

また、マニアが法律で規制されてもなお採集するといったこともあり、行政が助成金をもっと出して管理していかなくてはならないと感じています。

千葉県ではシャープゲンゴロウモドキ回復計画なるものも公表され、石川県ではふるさと石川の環境を守り育てる条例で県指定希少野生動植物種に指定されています。

トキのようにならないことを願います。




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~1日1種紹介~  ニセセマルガムシ

 ※写真は撮れ次第アップします。 ①名称 ニセセマルガムシ  Coelostoma fallaciosum コウチュウ目ガムシ科セマルガムシ属