～1日1種紹介～ スジゲンゴロウ

 ※写真は撮れ次第アップします。

①名称

スジゲンゴロウ Hydaticus bipunctatus

コウチュウ目ゲンゴロウ科シマゲンゴロウ属

②生息地域（私が確認した地域は地図で塗っています）

本州（関東地方以西）、四国、九州、南西諸島（中之島）

中国、台湾、東南アジア、インド北東部

③生息環境

水田、水たまり

④環境省のレッドリスト

絶滅

⑤個人的なレア度（Max6)

☆☆☆☆☆☆

⑥個人的な感想その他情報

本日よりシマゲンゴロウ属シリーズです。

すでに代表的な５種（シマ、コシマ、オオシマ、オオイチモンジシマ、ウスイロシマ）については過去に紹介しています。

シマゲンゴロウ属はどの個体も模様が魅力的で珍しい種類が多いですね。

そんなシマゲンゴロウ属の中でも、もっというとゲンゴロウ界で唯一日本から絶滅した種として認定された幻のゲンゴロウ、スジゲンゴロウについて紹介します。

1970年頃を最後に採集記録が途絶えて絶滅種として認定されているようです。

かつては平野部で普通種だったそうで、私の近所でも採集記録があります。

絶滅の直接的な原因は分かっていないそうですが、農薬への感受性が他の種よりかなり高かったのでしょうか？

総じてシマゲンゴロウ属が減少傾向にあることを考えると、人工的な化学薬品で作成される農薬などに特に弱かった種だったのではないかと考えています。

どこかでまだ生存していることを願っています。