～1日1種紹介～ マルガタゲンゴロウ

 

①名称

マルガタゲンゴロウ   Graphoderus adamsii

コウチュウ目ゲンゴロウ科マルガタゲンゴロウ属

②生息地域（私が確認した地域は地図で塗っています）

北海道（南部）、本州、四国、九州

朝鮮半島、中国、ロシア極東部

③生息環境

池沼、水田

④環境省のレッドリスト

絶滅危惧種Ⅱ類

⑤個人的なレア度（Max6)

☆☆☆☆

⑥個人的な感想その他情報

よく見るときめ細かな点刻が上翅に刻まれている美しいゲンゴロウ。

こちらもかつては普通種でしたが、現在特に西日本ではなかなか目にする機会が少なくなった貴重なゲンゴロウです。

これまで確認した個所では水田というよりも水田近くの水路、湿地、池が多い印象です。

私の地元では絶滅したといわれており、再発見が待たれます。

幼虫の飼育が難しいようで、ミジンコなどの生き餌が必要だそうです。

分布域から想像するに若干寒い地域を好む北方種ですかね？

そうだとすると今後温暖化の影響も受けそうな予感・・・

また、北海道のマルガタゲンゴロウは本州の個体と比較して体長が大きく、上翅が黒いです。

同種として扱われていますが、今後、亜種レベルで分類が分かれるのではないかと思っています。

皆さんがマルガタゲンゴロウを見つけたら、そこの自然環境は豊かだと思って間違いないでしょう！